11月13日 ほんとはチョコケーキを食べたかった


ゆうべ、我が家でカレー鍋の会をしたんですが、
部屋にカレーのにおいがしみついている。気がする。
おしゃべりはもちろん、ウノに人生ゲームと、ベタですがゲームではしゃぎすぎ。
おひるにともだちを送り出した部屋がなーんかみょうに寂しくって、
ちょっとほろりとした気持ちに。
思わず近所まで送りに行ってしまう。

そうそううち一人がきのうちょうど誕生日で三十路に突入。
30代の目標は「ヤギのミルクでアイスクリームをつくることと、ピンクが似合うようになる」。
一同沈黙。
はー、さいですかー。
ピンクはまだしも、ヤギのミルクでアイスってなんだ。


ああ、はしゃぎすぎたのか、ちょっと風邪気味。
いかん、いかんぜよ。

+++

ライブに行って以来、
ますますもりやまなおたろーばっかり聴いている。
新しいアルバムの中では『夜の公園で渡すあてのない手紙を書いている』が好き。
「君への喜び」っていう歌詞にあることばをライブで聴いたとき、
自分の傲慢さを思い知らされた気がしてうわーんって思った。
ああ、なおたろうさんの歌は本当にすてきよ。
若者のとげと寂しさと、やさしいとこと、
そんなんがつまっています。

+++

この季節になると15時くらいなのにもうゆうがたのにおいがする。
風景がオレンジっぽいかんじ。
しあわせなかんじ。

しあわせなかんじといえば、思い浮かぶのは子どものころの風景。
たぶんわたしは小学校にあがるかあがらないかくらいの年齢で、
こたつに転がってはんぶんねむくなりながら、
とろとろとゆうがたのアニメ放送を見ている。
もうすぐお姉ちゃんがそろばん塾からかえってくるよーって思いながら。
おかあさんがおゆうはんの準備をする台所しごとの音が聞こえてくる。


寒い季節になるとこの風景を思いだすんだよー。
そして、もう二度とあの瞬間は戻ってこないんだなあとおもってちょっときゅんとするんでした。
一人暮らしをするようになって、
一人の暗い寒い部屋にかえっても「さみしい」って思うことは、
まわりで言われるほどなかったけど、
この風景を思い出すとちょっとさみしい気持ちにもなるんでした。
こたつのあったかい感じと、ちょっとねむいかんじがしあわせすぎて。

+++

高校生のときから来ている中綿入りのあったか上着
袖口がふたたびほつれてきたのであて布するのをたくらんでいる。
今のあて布はしましまなんだけど、今度は水玉にしようかと思っている。
ちかごろ水玉の洋服を着てみたいきぶん。